創り、育て、価値として還す

【ほしい人材×育てる人材】

本学、成田学長のインタビュー記事。

建機のコマツの人事部の方との対談形式のようです。

 

成田学長は、実学志向の工業教育をベースにした、モノづくり力の有用性を語ります。

『新事業で人の暮らしに寄り添うことを考えると、サービスに加えて機械や電子デバイスなどのモノが欠かせない。これらを自ら作れる点が差別化になる。』

 

 一方、コマツ人事部西村氏は、同社の四つの価値観(挑戦する、やり抜く、ともに創る、誠実に取り組む)を基にした採用基準と人材育氏のメソッドを語ります。

 

『新入社員については、石川県小松市の研修センタで2か月間、基礎的な研修や工場実習を受ける』

 

両者に通底するのは、クリエイティブ・マインドとでもいうべき特質を大切にし、それを伸ばし育む環境を整備し、基本ポリシーとして実践しているということであるといえそうです。

 

【経営人材候補を発掘 -大学とマッチング VB創出後押し(経産省)-】

 

『経済産業省は大学発ベンチャーの経営人材候補を発掘する事業を2023年度に始める。

  :

有望な研究・技術シーズを事業化する意欲ある担い手を確保し、社会課題解決や有力ベンチャーの創出につなげる。』

 

サーチファンドという仕組みを参考に大学側と経営人材とのマッチングを図るのが特徴。

ふむ、なるほど。

 

『価値創造』と『経営』を別建てで考え、両者の間を取り持つ。

これはこれで、行政が手がける『仕組みづくり』としては有効なのかもしれません。

 

【NIT MOT 中小企業イノベーションセンター(SMEIC)のスタンス】

我がSMEICも、ビジネス・マッチングは手がける。

価値創出そのものを具現化するための複数社による相互補完、あるいは特定課題研究にて表現された『可能性』を具現化するための支援という形になります。

 

ビジネスマッチングも特定課題の事業化支援も、MOT:技術経営の実践者同士なので、密度の高い成果が期待できる。

但し、実績を重ねそれを正しくアピールすることにより、その『連携の輪』ネットワークを外部にも拡張していくことが命題であるといえます。

 

石井先生、含蓄のある記事クリッピング、ありがとうございました。